2011年11月22日火曜日

津田中学生による幼小出前講座

今日,僕たちが防災教育をしている徳島市立津田中学校の2年生による
幼稚園と小学校での出前講座の発表会がありました!!


僕たちは,中学2年生の防災講座の授業をさせて頂いており,
出前講座の出し物の案を紹介したり,アドバイスしたりしています.

出し物の内容は,生徒が自分たちで考え,作成しています.
その後,小西先生と岡本先生の手厚い指導で完成に至るのです.

中学生たちは,この出前講座のために,夏休みや放課後を返上して,
なんと!!50時間ぐらい練習をして来ました.


・・・さぁ,いよいよ発表の時間です.ドキドキ・・・

○第1部は,津田幼稚園で,3班(14人)が,3つの出し物を発表しました.
 �「ショートコント」,�「ペープサート」,�「○×クイズ」
 どの班も練習の成果を発揮して,元気よく発表していました.

 特に,「○×クイズ」 の時の幼稚園児のリアクション!
 「正解できた子」・・・ジャンプしながら天に拳を突き上げ・・・「天国」
 「正解できなかった子」・・・頭を垂れ微動だにせず茫然自失・・・「地獄」
 幼稚園児の"今,この瞬間を100%の力で生きている"姿に,
 僕たちが大きなパワーをもらいました.
 


 最後に,おはしも(おさない,はしらない,しゃべらない,もどらない)と
 「こまったときはぼくたちがたすけるのであんしんしてね」と伝えていました.
 幼稚園児にとって,中学生たちは,アンパンマンと同じHEROのようです.





○第2部は,津田小学校で,4班(19人)が,4つの出し物を発表しました.
 �「地震・津波のメカニズム」,�「3.11感動物語(朗読編)」 ,
 �「感動物語(ペープサート編)」,�「防災クイズ」 
 昨日完成した班もある中,どの班も立派に発表していました.

 ここで,例題! 「家の中で地震が発生!どのような行動をとる?」
 ちなみに,小学生の正解率は6割ぐらいでした.
 




津田地区では,中学生・小学生・幼稚園児が合同で避難訓練も行っています.
防災のことをしっかり学んでいる彼ら・彼女らは,立派な地域の防災リーダーです.
僕たちも先輩・仲間として,一緒に防災の輪を広げて行ければと思っています.





次回は,12月14日(水)に,中学生たちと「事前復興まちづくりシミュレーション」
を行います.恐らく世界初の授業になるので,楽しみにしておいてください〜

 

海講 学会発表無事に終えました! 2011.11.8-11

今年の海岸工学講演集 2011 in岩手にはOB,OGの方合わせて

当研究室から総勢6人発表しました!!!

すごい☆

【1日目】

・防災班 D3の井若さん
『徳島県における地震・津波碑の価値と活用について』



1日目の一番最後の"とり"
かつ,一番大きなホールで発表しました!

【2日目】

・今は京都大学で先生をしてらして,ずっと干潟の研究をしつづけている大谷さん
『河口干潟におけるヘナタリの炭素埋没量に関する基礎的研究』



今回,ブルーカーボンのことを日本ではじめて(おそらく)論文にしました.
私たちの研究室では10年にもわたり毎月1回干潟でヘナタリやカニの現存量調査を行っているのです.
その成果がこの論文には集約されております....


・おなじく干潟班 私 M1の松重
『貧酸素によるアサリのろ水機能への後遺障害に関する研究』



はじめてアサリの"後遺障害"ということを論文にしました!



・プラント班で昨年卒業された田中さん
『海岸構造物壁面に付着するシロボヤの懸濁物摂餌活性に及ぼす水温,塩分の影響』



会社を休んで発表しに来て下さいました!


・運河班 M1 桶川君
『尼崎運河における構造物底面への生物付着防止方法の提案とその効果』


尼崎運河での取り組みは日本一だということをアピールできたと思います!


【3日目】

・プラント班 M1 水口君
『アミノ酸混和コンクリート上の遷移初期の付着生物相に関する考察』



井若さんと同じく一番大きなホールで発表しました!
この研究は味の素と日建工学と共同研究で行っており,色々な人の期待とプレッシャーを感じながら発表しました!






どうでしょうか.





・東北地震が起こり津波の石碑の重大さを見直さなければいけない

・今後注目のまとになることまちがいなしの「ブルーカーボン」

・アサリやホヤなどの生き物の水質浄化力をもちいて水質改善

・市民と共同で環境を良くしていくとりくみ「尼崎シーブルー事業」

・コンクリートにアミノ酸を混入し,生物相の拡大に





どれもこれも,

業界では注目されはじめているものばかりであります.




先日放送された

ザ!鉄腕!DASHのダッシュ海岸みてびっくりしました!

うちの研究室とおんなじことをやっている!

プラント班,運河班,干潟班のやっていることを集約したのがまさしくダッシュ海岸!

うわさには聞いていたがこれほどまで近似しているとは・・・・.

びっくりです.



東京はダッシュ海岸かもしれないが・・・・・


関西は私たちが!!!


地道にでも,地域の人ととのかかわりをつづけ,


新しい環境改善手法や,


おもしろい研究やイベントを考え実行し,


人々の環境に対する意識を盛り上げていかなければと考えております.

2011年11月21日月曜日

おいしい御米とピザがでけたでょ

上勝の棚田にかりている研究室の御米ができあがりました!!!




なんと・・・・特級


だったそうです!



棚田を借りてるオーナーの松下さんは



おれのんやったら絶対に売らないで家でたべるわぁー


っというほど,おいしい御米にしあがったそう!




この上勝の棚田周辺でもめったにない特級品!



やりましたね.



いつも稲刈りや,草狩りにいくたびによくしてくださるオーナーの松下さんのために,



今度は私たちが松下さんらのためにピザパーティをひらきました



松下さんはごらんのようなピザ窯をつくったものの,





"ピザ"というはいからなもんはつくったことがない.



とおっしゃたったので,それならば,私たちなら何度か作った経験がるぞ!



ということでピザ作りをおこないました!


みんなで生地作りからはじまり,


材料はこんな感じでそろえて,


もちろんこの野菜は松下さん宅の野菜ですよ!





ピザ窯に投入








5分まてばできあがり




ちなみにドリアも大成功でした





夕方はめちゃくちゃ寒くて,窯から身体がはなれず・・・・・



それでも,松下さんに喜んでもらえてなによりでした★



ピザ生地指導の魚谷君もありがとう!




東北視察 2011.11.11-15



海岸工学講演集 発表のあと東北の地震後を北から南へ4日間かけて視察しました.

そのときの様子を脈絡なく少しだけアップさせて頂きます.

詳しくは『gata girl』http://gata- girl.blogspot.com/

のブログにものっているのでみたいただければと思います.




『ここより下に家をたてるな』


の石碑下をずうっとくだっていくと,

そこの湾はみごとに全滅していました.

写真は崖の上からとったもの.
この目線まで津波がきていたことが確認されている.



信じられない.


陸前高田の道の駅




そこから陸前高田を眺めた景色

何もない



直立護岸と傾斜護岸の違い

・広田海岸



傾斜護岸で堤防が残っても堤防の後ろは千堀されている




堤防の断面



・南三陸町 オクトパス君





・護岸の跡に自然にできた砂浜
名取川より南はこういう浜がたくさんあった.





いっぱい書きたいこと,伝えたいことあったのですが,

なかなか写真ではつたわらないのがもどかしい.

実際に現地にいて勉強させて頂く事が一番.

百聞は一見にしかず.

被災地から勉強したことを生かして,地元地域のために貢献し,

日本のためにするべきことをする,

これが私たち若者にできることだと思いました.


2011年11月17日木曜日

御前浜 JICA 研修

年に1度私の調査地域である御前浜でJICA研修が行われます.

そこで当研究室の上月先生が毎年講義をするのですが,今年は私がお手伝いに参りました.

参加された方々は国を代表してこられたエリートの方々ばかり.

中国,イラン,エジプト,インド・・・かなり多彩なメンバーでした.




まずは,御前浜と今年起こった東北地震の内容について1時間ほど講義



皆さん真剣に受講されていて,やはり地震についてはとても興味のあるご様子

そのあと30分ほど,つたない英語ではありますが私も自分のアサリの研究について発表させて頂きました.

しかし,こちらは発表内容にうけたというより,
私の名前に大爆笑と驚きをかくせなかったとう感じでした.


『Maya』


はマヤ歴のMayaで

「ベリーフェーマス,ムービィ!!!!!○▼■:*・・・・・◎△・・・・・・・」

ベリーフェーマス,ムービーしか聞き取ることができず,とりあえず,最初から最後までそこらじゅうで

『Maya』という言葉がとびかっていました.


たしかネパールに行った時もそうで.

ネパール後で『Maya』は

『I LOVE YOU』

という意味らしく,ネパールの歌をきいてるとたしかにMayaという単語が頻発します.


・・・・・・・・・・・・



さておき,話を本題にうつして


講義の後にアサリの浄化実験準備をして,皆で生き物観察に向かいました!





皆さん長靴関係なしに少年のように生き物をさがされてました.


長靴はこんなんに・・・・w



皆がとってきた生き物観察の時にはわれ先にと,皆がバケツを覗き込んでるのが印象的でした!



その後,教室にもどりさきほどのアサリの浄化実験の結果です!







さて,





結果は・・・・・・・・・・・・・・・







じゃん!







見事に成功でした!


これまた


『Oh〜!!!!』


という完成を頂き,皆さん写真をパシャパシャしまくりでした!




そのあと,私が作った紙芝居でアサリの浄化能力のすごさについて説明をして講義は終わりです.




もっと,英語がしゃべれたらコミニュケーションがとれらのだろうなぁ〜


とおもいつつ,今日も満足な1日でした!


ブルーカーボン

国連環境計画UNEPの報告書に

『自然界で固定化される炭素の55%はブルーカーボンと推定される』

という記載がありました.


実は,当研究室はブルーカーボンの研究を日本一進めている研究室なのです!
(おそらく・・・多分・・・・)


先日行われた,海岸工学講演集の発表でも日本ではじめて

当研究室のOBで今は京都大学の先生の大谷さんという方が

ブルーカーボンにまつわる内容で発表されました.

題目『河口干潟におけるヘナタリの炭素埋没量に関する基礎的研究』(2011,海講)

吉野川,勝浦のヘナタリの炭素,窒素固定量について研究した成果です.




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



こういう前提がありまして,


東北視察の帰りに横浜にもよらせていただきました.


それは


横浜市と八景島シーパラダイスの協働でブルーカーボンの実証実験を開始するとの情報をお聞きしたからなのです.





横浜市の方と,事業をすすめていらっしゃるエンジニアの方にお話しを伺い,


とても,未来のある,夢のある,討論をさせていただきました.

(私たち学生は,先生がたが討論するのを聴いていただけなのだけど・・・・)

すごくおもしろく,手汗がはんぱなかったです.


お互い,情報交換しあい高め合う存在になれる雰囲気が満々でした.





その後,まだ準備段階中の施設に行ってまいりました.


今後もどんどん,横浜に足をはこぼうと思います.


下記は夏にはアサリがわんさかわくという海の公園!




当研究室の山中先生は学生時代は横浜国立大学だったそうで,横浜の海を案内して頂きました.


海水浴場や潮干狩り場でないにも関わらず

足場洗い場を設置してあったり

下記の看板のように,






アサリの潮干狩りも認めているとは,あっぱれであります.

ちなみに

2.殻の長さが2�以下のアサリの違いの採取を禁止

というきまりは,山中先生がアサリの研究をしているときに

山中先生の助言できまったそう!





砂も細かく,非常に美しい




なので,アサリの貝柄も純白のものが多くてびっくり!





波打ち際にはホヤがゴロンゴロンしてました.




これをつっつくと



気持ち悪いシルが・・・・・


ごめんなさい....






その後も中央水産研究所の方にお話しを伺い,


貴重な資料もたくさんいただけて,


この日もとても満足で充実していた日でした★