2013年3月3日日曜日

「若い人によるまちづくり起業を支援したい」(12月23日)

◆南三陸町・歌津中学校前校長・阿部友昭さん

 

阿部さんは,震災当時,歌津中学校の校長先生をされていました.

特に当時,小学校の児童たちに避難を呼びかけて,命を救ったという話には驚きました.

「中学の下にある町立伊里前小学校の校庭にいた児童と教職員に「中学校まで上がれ」と声をかけた。その後、同 中の生徒らとともに、即座に高台に避難。その直後に襲った津波で、同小は1階が浸水した」

http://blog.goo.ne.jp/jp280/e/d592b8d157fa65e4e5003a8788b7a60c

震災前から,小学校の地盤は低いので,地震の後には津波が来るので,中学校まで避難しなさいと,小学校の教師 に言っていたそうです.そんな備えが,多くの児童の命を救ったとのです.

他にも,当時の状況,避難所運営などの苦労については次のブログに詳しくあります.

http://www.manabinoba.com/search/index.cfm?criteria=%E9%98%BF%E9%83%A8%E5%8F%8B%E6%98%AD

 

私たちは,まちのこれからのことを伺いに行ったのですが,その中で印象に残ったのは,「これからのまちづくり は,元に戻したいという考えではなく,若い人の発想で新しい街を作って欲しいということ」でした.若い人が街から出て行くと,残るのは年 金生活者だけとなって,街は衰退する.若い人には,コネ,カネがないが,それを我々年寄りがサポートして,新しい職業を創って欲しい.

阿部さんは,そんな想いで,「歌津MTBド リームプロジェクト」を支援されています.

http://www.wanpakudream.com/

 

これからは,奢りか高ぶらず,自然の循環になるべく逆らわないように行きたいともおっしゃっておられました. 歌津岬から尾崎神社を案内いただき,この足元まで津波は来たけど,神社は流されなかった.神社は昔から流されないところにあるんだね.と 話をされていましたが,帰って調べるとそんなことがTBS報道特集のニュース,書籍になっていました.そんなことがあるんですね.

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65760478.html

書籍:『神社は警告する─古代から伝わる津波のメッセージ』講談社,高世仁, 吉 田和史, 熊谷航


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