3月15日 佐藤賢治氏,西城光洋氏,敷本芳行氏,長島康雄氏(仙台市科学館)
・当科学館では,仙台市,蒲生干潟の震災被害からの回復プロセスを調査研究している.
・災害直後から,地形変化,植物,魚類などの調査を月1回行っているようです.
・調査の内容は随時,HPで紹介されており,それらは年報にもまとめられるとのことで,初稿原稿をみせていただきました.春には出版されるようで楽しみです.
・私の印象では,自然の生き物はたくましく,物理環境の変化に対応して,生息しているということです.
また地形については「貞観運河が作られる以前の姿に戻った」ということが忘れられません.恐らく,引き波で地盤の弱い所が削られ,低くなり,さらにそこにエネルギーが集中する.その結果,埋め立てなどの地形改変があった前の姿に戻ったのではないでしょうか?
・新田開発など,人間がやってきた沿岸部に人工的な土地を作るという営みは,1000年に一度の規模の津波では,数分間で簡単にキャンセルされてしまいます.『自然の前では人の力はその程度のことだ』ということを想定に入れて,これからは生活していこう.
・そういう意味でで,この研究室で着手し始めた,“事前復興まちづくり計画”は災害の国で生きるためには必須だと思います.突然の訪問でありましたが,ご丁寧に説明いただき,いい学びをさせていただきました.ありがとうございました.
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